たこわさ

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ドラゴンクエスト ダイの大冒険 第10話「いざパプニカ王国へ」感想――新たな大陸で待ち受ける強敵

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今回の満足度:5点(5点満点中)

(以下、ネタバレ含む)

あらすじ

クロコダインを倒したダイ達は、ロモス国王からの支援を受け、船でパプニカ王国へと向かう。
しかし、辿り着いたパプニカの港は破壊の限りが尽くされ、人っ子一人見当たらない。

レオナの名を叫びながら悲嘆にくれるダイ。
するとそこへ、パプニカを襲ったと思しき骸骨のモンスター達が現れ、襲い掛かってくる。

多勢に無勢で苦戦を強いられると思われたその時、何者かの放った「大地斬」の一撃が骸骨たちを退けた。
不気味な武具を携えたその男は、「アバンの最初の弟子」であると自称するが――。

小さな勇者、ダイ

小さな勇者、ダイ

  • 発売日: 2020/10/04
  • メディア: Prime Video

感想

ヒュンケルが登場。

原作との相違点はボチボチあるが、大きいのは「デルムリン島にロモスの兵士が常駐する」「ヒュンケルにあしらわれるダイの姿を見たポップとマァムのコント」が無くなっているところだろうか?

後者に対しては、緊迫した場面でもさりげなくギャグ描写が入るのが本作の持ち味だっただけに、少し残念に感じた。

作画は全体的に省エネモードに割り切っていて、逆に安定していたように見える。
その分、ダイVSヒュンケルのシーンに全振りされていて、カメラワークにも工夫が見受けられ迫力があった。

構成は……相変わらず「そこで切るかぁ」という感じ。
全体的に展開が早くテンポが良いので、それとトレードオフなのだろうが。
本作は脚本の出来が良いのでそこまで気になるところではないが、原作が「引き」で盛り上げる構成が多かった作品なので、切り所が異なると結構気になってしまう(苦笑)


さて、今回ヒュンケルを演じているのは梶裕貴氏。
どちらかと言うと高音の、少年っぽい声が特徴の声優さんだが、ヒュンケルに関しては低音を意識した演技になっている。
これはおそらくだが、旧アニメ版の堀秀行氏へのオマージュなのだろうと思う。旧アニメ版のキャスティングは今でも評価が高く、今回の新アニメでもスタッフ・キャストが相当に意識しているところが伺える。
オールドファンには嬉しい配慮だ。

また、魔王軍幹部が一堂に会したが、バランの声がイケボ過ぎる!!!
旧アニメでは石塚運昇氏が演じていて、「渋い」感じだったが、今回のバランは速水奨氏が演じていて、どこか艶っぽい。
だが、バランと言うキャラクターの出自を考えると……何とも粋な配役とも言える。ネタバレになるのでこれ以上は自粛したいが、思わず膝を打った。

なお、ミストバーンの声は……「お前が黒幕だな!」みたいな感じになっていて、笑いを禁じ得なかったw

旧アニメはこちら

第1話 オレは小さな勇者ダイ!!

第1話 オレは小さな勇者ダイ!!

  • 発売日: 2020/01/06
  • メディア: Prime Video