ドラゴンクエスト ダイの大冒険 第12話「ふたりのライデイン」感想――敗走したダイ達は再起を図るが
今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下、ネタバレ含む)
あらすじ
ヒュンケルの圧倒的な強さの前になす術なく敗北したダイ達。
クロコダインの命を懸けた加勢によりダイとポップだけは逃げ延びるも、マァムが捕らえられてしまう。
偶然にもパプニカ王国の生き残り・バダックと出会ったダイとポップは、レオナがどこかへ逃げ延びている可能性が高いこと、ヒュンケルの居城がかつての魔王のものであることなどを知らされる。
しかし、マァムを助け出しパプニカを開放するには、ヒュンケルを倒さねばならない。
ダイは、自分に似た境遇のヒュンケルに同情してしまい、どうしても彼を憎むことができない。
そんなダイに対し、ポップは――。
感想
ポップの「ラナリオン」の叫び方に、難波圭一さんへのオマージュを感じた。
一方で、尺の都合で展開がスピーディになっていたからか、「ライデイン」の詠唱が味気なく、少し残念。そこは来週以降に期待、か。
さて、今回はダイとマァムがヒュンケルに同情的になった一方で、ポップが実に冷静な言動を見せてくれた。
ポップもヒュンケルの生い立ちには同情しつつも、それがパプニカ王国を滅ぼしていい理由にはならないと、情に流されない面を見せた。
もし、この場にポップがいなければ、ダイは再起できなかったもしれない。そう考えると、ポップの存在が既にパーティの中でいかに重要かが分かることだろう。
……とは言え、まだまだお調子者の癖は抜けていないようだが(苦笑)。
さて、今回も作画は省エネモードで、可もなく不可もなく。
ヒュンケルが鎧の魔剣に装着したままの剣を鞭のように扱うシーン(俗にいうガリアンソード)は、「えっ? そんんなに伸びるの、それ?」等と思ってしまったが、絵面としては中々に面白かった。
次回予告を見る限り、次は作画カロリーが解放されるようなので、楽しみに待ちたい。
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版 6 (愛蔵版コミックス)
- 作者:稲田 浩司
- 発売日: 2020/12/04
- メディア: コミック