ドラゴンクエスト ダイの大冒険 第16話「大魔道士マトリフ」感想――ダイ達を救った謎の人物の正体は
今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下、ネタバレ含む)
あらすじ
ダイ達を救った人物の正体、それはかつてアバンと共に戦った魔法使いマトリフだった。
これ以上ない戦力の登場に、バダックとマリンはマトリフに助力を頼もうとするが、マトリフはそれを無下に断ってしまう。
実はマトリフは、魔王を倒した後にパプニカ国王の相談役となっていたのだが、心無い王の家臣達に嫌がらせを受けて、隠遁生活を送っていたのだった。
しかし、ダイの口からアバンが死んだことを知り、ダイ達がその志を受け継いでいることを悟ると、一転して協力を申し出てくれる。
そんな中、マトリフはポップの未熟さを気にかけ、超スパルタの短期特訓を課すのだが――。
感想
当たり前だが、マトリフのセクハラシーンはほぼカット。
直接の「おさわり」を全カットした割に、「ぱふぱふ」という隠語を使わせるなどしていたが、そちらの方がよりいかがわしい表現になっているのは気のせいだろうか?w
時代の移り変わりや価値観の変容というものに合わせた作品作りでの、苦労をしのばせる。
さて、今まではやたらと速い展開が続いたが、今回はややスローペースに感じた。
特にBパートなど、今までと同じペースならば、ダイ達が会敵したところで「続く」となっていそうなところが、原作にもなかった謎のシーンの挿入で引き延ばしが行われていた。
話数調整の為なのか、はたまた。
今回は「ルーラ(瞬間移動呪文)」が初お目見え(一部似たような描写はあったが)。
「お前がルーラを使えていれば、仲間達をすぐに救えたはず」というマトリフのポップへの説教は、原作でも屈指の名セリフの一つだが……そう言えば「三賢者」であるエイミもルーラが使えなかったように見える。
賢者とは一体……(苦笑)。
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版 4 (愛蔵版コミックス)
- 作者:稲田 浩司
- 発売日: 2020/11/04
- メディア: コミック