Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-　Episode 17「会議は踊る」感想――目覚めてしまったティアマト。絶対的な力を持つ「神」を前に藤丸達に打つ手はあるのか？

今回の満足度：5点（5点満点中）
（以下ネタバレ。原作バレやや配慮中）

あらすじ

ラフムのもたらした聖杯を取り込み、遂に「魔獣達の母」ティアマトが覚醒してしまう。
正真正銘の神の姿を前に、圧倒される藤丸。だが、ティアマトはまだ完全覚醒していなかった。

先手必勝とばかりに、令呪のバックアップを受けたイシュタルが自らの全身全霊の一撃を撃ち込む。
さしものティアマトも完全消滅した――かに見えた、その時、海中から更に巨大な何者かが浮上してくる。

実は、藤丸達が倒したのはティアマトの「知性体」とでも呼ぶべき存在であった。
今まさに浮上してくる肉体こそが、ティアマトの本体と呼べる存在。
あまりに巨大であり、「死」の概念すら持たない原初の存在を前に、藤丸達に打つ手はあるのか――？

Episode 0 「Initium Iter」

発売日: 2019/08/12
メディア: Prime Video

感想

ティアマトの本体をCGで描いたことで、その異次元の存在ぶりが際立ったように見えた。
星間航行さえも可能な存在……ということで、FGOを2020年2月時点での最新シナリオまで進めた方は、思わずニヤリとしたことだろう。
Fate世界での「神」の定義の一つに、おそらくは外宇宙への対応が含まれるのだと思われる。

さて、「死」の概念がない相手にどうやって戦うか……という不可能証明にも似た命題を突き付けられた藤丸達だったが、まさか今の今までエレシュキガルのことを忘れていたとは、苦笑を隠せない（笑）。
エレシュキガルはエレシュキガルで、「今更取り繕っても……」と言える行動に出るなど、相変わらずのポンコツぶり（だかそれがいい）。

おまけに、姉妹たるイシュタルは、最終的な切り札となるグガランナを「落とした」等と言い……。
何をどうすれば大切な切り札を落とせるのだろうかｗ*1

絶望的な状況にもかかわらず、後半はギルガメッシュ王に変顔をさせる等、体を張った笑いが多く、最終決戦前に一息つくにはちょうど良いエピソードだった。

まあ、前回までが絶望的過ぎたので、ここいらで笑いを入れないと視聴者の胃も持たないところなのだが。