Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- Episode 12「王の死」感想――いざ冥府へ!
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ。原作バレやや配慮中)
あらすじ
ギルガメッシュ王が死んだ。
あまりの事態を受け止められず、マーリンでさえも動揺してしまう始末。
しかし、ギルガメッシュ王がそう簡単に死ぬだろうか? という疑問を持った一同は、ウルク全体で謎の衰弱死が増えていることを知る。死んでしまった者たちは弱っていたが、本来死ぬほどではなかったという。
ギルガメッシュも過労による衰弱していた。それを、「冥界の女主人」が死者と間違えて魂を連れて行ってしまったのでは?
そう考えた一同は、冥府へと赴いて王の魂を連れ戻すことに。
冥府では、神たるケツァルコアトル達ですら力を発揮できない。
そこで藤丸とマシュは、現地の神であるイシュタルだけを伴い冥府へと向かうのだが、イシュタルの言動がどこかよそよそしく――。
感想
ギルガメッシュには「傲慢王」とか「全裸王」とか、色々と不名誉なあだ名がついているが、FGOの今回のシナリオのおかげで「過労死王」という呼び名までついてしまったことを、書き添えておきたい。
それはともかくとして。
イシュタルが実は三女神同盟ではなかった……という点は、イシュタルの言動を注意深く見ていれば、おそらくほとんどの方が気付いたのではないだろうか? この点は、原作とは多少描き方を変えつつも共通している部分に思えた。
三女神同盟の一員としてしゃべっていたのは、体を共有するエレシュキガルだった、という点も、時折登場したしおらしいイシュタルや一瞬だけ描かれた金髪の姿から、推測できるようになっている。
エレシュキガルは神話によって描かれ方様々であるが、初期(シュメール)神話では冥府に一方的に攻め入ってきたイシュタル(イナンナ)をぼこぼこにした、という記述があるので、FGOでもそちらを採用していると思われる。
後世の神話だと、もっとヤンデレというかダークな側面が強く描かれているので、そちらは無かったことになっているのだろうかw
何はともあれ、原作ユーザーからは愛されてやまないエレシュキガルの登場だ。
アニメでも彼女の魅力がきちんと描かれるのか……注目したい*1
OPは「Phantom Joke」が続投も、2番以降が使われ、クライマックスを迎える物語に色を添えている。
映像は「こうきたか!」と思わず膝を打つ構成。
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*1:既に夜の会話シーンでかなり優遇的な描かれ方をしているが。