Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- Episode 16「目覚め」感想――ラフム達に奪われた聖杯を追って、藤丸達が翔ぶ
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ。原作バレやや配慮中)
あらすじ
「兄弟」であるはずのキングゥを後ろから刺し貫くラフム。
「もうお前は不要」と言い放つラフム達は、キングゥが隠し持っていた聖杯を奪い、ティアマトのもとへと届けようとする。
聖杯を得れば、ティアマトが完全に目覚めてしまう。聖杯の力で飛行能力を得たラフムの一体は、一路ティアマトのもとへ。
それを追う藤丸達だったが、飛行型ラフムを追い詰めたその時、意外な人物が彼らの前に立ちふさがった――。
一方、傷付いたキングゥはラフム達に追われていた。
深い森の中で追い詰められるキングゥ。最早これまで……とキングゥが覚悟したその時、ラフムの一体が突然他の個体に襲い掛かり、キングゥを守り始める。
他のラフムを倒したものの、自らも倒れ伏す裏切ったラフム。
しかもそのラフムは、何故かキングゥへ感謝の言葉を述べ始める。「孤高だった王の友となってくれてありがとう」と。
そのラフムの正体を察したキングゥの目には、いつしか涙が――。
感想
16話特殊ED。miletさんから「Prover」以外に候補曲として頂いていたのが「Tell me」でした。制作していく中で是非ここで使用させて頂ければとなり、このEDが生まれました。映像コンセプトは黒木さん、作画は7章舞台のイラスト担当のおかざきおかさん、監修高瀬さん。#FGO #FGO_ep7 #バビロニア pic.twitter.com/W93njWSWGH
— 福島祐一 (@2940san) February 8, 2020
……こんなに悲しい「優遇措置」があっただろうか?
キングゥを救ったラフムは、間違いなく「彼女」だ。
異形と成り果てながらも自分を失わず、自暴自棄にもならず人間性を失わず、最期に「友」を救い果てていった……。
ラフムが人間の悪性だけを取り出した「新人類」であることを考えると、なんとも悲しすぎる対比だ。
キングゥとシンクロして画面前で涙を流した人も多かったのではないだろうか……。
そして視聴者を更なる地獄が襲う。
生きていた牛若……しかしその中身は既に「人類の敵」になっており……。
こちらは姿はある程度原型をとどめつつも「彼女」とは反対に既に中身は失われている状態だ。声も能力も牛若を留めている分、別の辛さがある。
様々なものを失いつつ、未だ突破口は見えず、藤丸達はたった二人と二柱で「神々の母」たるティアマトに挑まねばならない。
開いてしまった地獄の釜を前に、彼らは勝利することが出来るのか……?
エレシュキガルがまだ姿を見せていないことを忘れてないか? 等とも思ったが(苦笑)。
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