ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-　第11話「魔眼蒐集列車 5/6 残像とオークション」感想――Ⅱ世の反撃が始まる！

今回の満足度：5点（5点満点中）
（以下ネタバレ）

化野の推理により、トリシャ殺しの犯人として拘束され、魔眼も奪われてしまったカラボー。
昏睡から目覚めたロード・エルメロイⅡ世は、化野の推理を突き崩し、事件の真相――犯人を暴くべく、動き始める。

ロードである父親に「捨てられた」オルガマリー。
過去に起きた連続首切り殺人。
トリシャの死。
奪われた聖遺物とヘファイスティオンの出現。

それら全ての背後にいる真犯人を、Ⅱ世は追い詰める事が出来るのか――。

さて、最後の最後で化野によって「彼」が拘束されたことに、原作未読勢の方々は驚愕した事だろう。
Fateシリーズを熟知していて、かつ事件簿未読の方ほどハマるであろう、あるミスリードが仕込まれているのだが……どうか次回をお待ちいただきたいと思う。

今回のクライマックスは、オークションシーンもさることながら、Ⅱ世がオルガマリーを説得するくだりだろう。
理屈と感情の同居する説得術は、かの征服王をも彷彿とさせた。
Ⅱ世の本当に恐ろしい所は、ああやって味方を増やしていく点にあると感じる。

もちろん、信頼を得る程度では打算的な魔術師世界においては裏切りにもあうだろうが、Ⅱ世の場合はきちんと相手にメリットを提示して味方に引き入れるのだから、抜け目ない。
――更に、相手が女性の場合は高確率で天然ジゴロスキル発動している点も注目したい（笑）。

あれで童●疑惑があるのだから、やはりライネスが裏で手を回して、女性と深い仲にならないようにしていたのでは？ｗ

たこわさ