たこわさ

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フルーツバスケット 第24話「帰りましょう」感想――夾に秘められた「秘密」。それを知った透は……

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今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

夾の師匠であり義父である藉真が修行の旅から帰ってきた。
これでやっと道場へ戻れると喜ぶ夾。しかし藉真は、夾が道場へ戻ることを許そうとしない。

猫憑きには、とある秘密があった。
そして夾は、まだそれと向き合えていない――どころか、向き合わず全てを諦めようとしていた。

藉真は、夾が透に笑顔を向けていた、その光景に一縷の望みを見出し、ある企てを――。

感想

原作屈指の人気エピソードを、きちんとアニメ化してくれたという印象。
ただ、夾が透を「攻撃」したシーンについては、「いや、あの高さは普通に死んでるから」と少し違和感を覚えてしまった(苦笑

旧アニメでは、最終回への布石として大幅な改変が加えられてしまったエピソードだったので、原作ファンの中には「ようやく本来に近い形でアニメ化された」と感慨深さを抱いた方もいるかもしれない。

今回のエピソードは、夾にとって大きなターニングポイントであると同時に、それ以外の人物にとっても大きな転機となるもの。
詳細は今後のネタバレになるので言えないが……変身した夾を追う透の姿を見た、由希と楽羅の反応を、どうか覚えておいてほしいと思う。
彼らの反応がどういう意味だったのかは、物語の終盤にようやく明かされることになる。

また、今まで「すべてを受け止めてきた」透が、夾に対してきちんと「受け止めきれない部分」を吐露し、それでも「一緒にいたい」と告げた点に着目してもらいたい。
――つまり透のあれは、「無限の母性」とは、随分と違った感情に由来している、ということだ。

透の些細な変化にも注目して見ていってほしい。