フルーツバスケット 第11話「とってもステキなお宿です」感想――メショーさん登場
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
期末テストも無事に終わった日のこと、珍しく紅葉が紫呉の家へとやってきた。なんでも、「ホワイトデーのプレゼント」と称して、透を草摩が運営する温泉宿へ正体するという。もちろん、由希と夾も一緒に。
温泉宿など行ったことのない透は舞い上がるが、夾は由希と一緒の旅行など論外とばかりに乗ってこないが――。
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感想
演出がようやくこなれてきた感あり。
原作の雰囲気を維持しつつ、今回のアニメらしいコミカルな描写が多かったように思える。
原作でもマニアックな人気を誇る、メショーさんこと女将さんが初登場。
謝るふりをして人をおちょくっているようにも見えてしまうが、本人は本気なのでご容赦を(?)。
作中に登場した「世界で一番バカな旅人」のお話は、原作者のオリジナル。
原作漫画連載当時に、実在の物語だと勘違いしたファンが本屋や図書館で「原典」を探そうとした、というエピソードも今は懐かしい……。
終盤の由希による王子ムーブは、ノッブこと島崎信長氏のイケボのおかげで凄まじい破壊力を持っていたが、あの行動の裏にあるのが、透と夾が距離を縮めつつあることへの複雑な想いだと思うと、またなんとも違う味わいが生まれてくる。