たこわさ

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フルーツバスケット 第5話「勘違いをしていました」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

おじいさんの家の改築が終わった。それはつまり、透が草摩の家で厄介になる理由がなくなることを意味していた。

「当たり前のこと」と割り切ろうとする透だったが、それでも悲しくて寂しい気持ちは隠せない。
しかも、同居することになったおば家族は、透の母親が昔荒れていたことを理由に、興信所まで使って透の素行調査をやっているなど、はなから透のことを見下していた。

その様子を見かねたおじいさんは、おば家族に苦言を呈し、更には透を助けに意外な二人がやってきて――。

感想

母親が昔不良だった、というだけの理由で従妹の身辺調査を興信所に依頼するという時点で、警官どころか人間として不向きな従兄は正にゲスw
由希くんが消えない特殊性癖なトラウマを植え付けてくれたようにも見えたので、そういう意味では痛快ではあったが。

「フルーツバスケット」というタイトル回収となる大事なエピソードだけに、丸々一話使うなど、制作側の力の入れようも窺える。
由希と夾。対象的ながらも透を放っておけないと立ち上がった、不器用な少年達の親愛の情が眩しい。
ついでに「法律的なあれこれとかなんとかしてくれそう」と感じさせる、紫呉の「悪い大人」の部分も頼りになるw

印象的なのは、従姉妹だけは、ぶつくさいいつつも透をバカにするような発言はしていなかった点。
「あの優しいおじいさんの孫子が何であんな人間のクズしかいないんだろう?」と、原作を読んだ当時も感じたものだが、もしかするとあの従姉妹はおじいさん寄りの人間だったのかもしれない。