たこわさ

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スピッツの新曲「優しいあの子」が発売

優しいあの子

NHK連続テレビ小説「なつぞら」の主題歌となったスピッツの新譜が、いよいよ発売されました。
公式PVは↓

4分足らずの短い楽曲で、どこか初期スピッツの(おとなしめの)曲を彷彿とさせますね。

歌詞は、ドラマの主題歌に徹したという印象で、スピッツとしては大人しめな印象。
メロディラインは、明確なサビを持たない、AメロとBメロが入れ違いに繰り返される、どこか童謡めいた構成。スピッツは比較的サビとCメロを重視する印象があるので、いつもとはまた違った雰囲気を感じます。


ところが、カップリング曲の「悪役」はその雰囲気が一変。こちらは3分足らずというショート曲。
「ラクガキ王国」とか、ああいうジャカジャカしたタイプの楽曲ですね。

「悪役」という強い言葉のタイトルでありながらも、肌触りはまっすぐなラブソングに感じ――でもどこか、ダメ男というか悪ガキというか「ああ、そういう意味の『悪役』なのね」と感じさせる歌詞もちらほら。
いつもどおりの「聞いた人間がそれぞれ意味を解釈すればいい」草野マサムネ節、ですね。

久々のシングルでしたし、「優しいあの子」が大人しすぎる曲なので心配していましたが、きちんとバランスをとってきた、ということかもしれません。
交互に聞いてると両極端な中にも共通点があって、「ああ、スピッツらしいなぁ」という構成でした。

優しいあの子

優しいあの子