ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- 第6話「少女とデパートとプレゼント」感想――楽しい女子会……になるはずもなく
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
獅子劫の残した言葉から、師匠への心配を募らせるグレイ。
ある日、師匠の過去の話を聞こうと意を決してライネスのもとを訪れる。
グレイの申し出にライネスは快く応じ、自分が知る限りの「ロード・エルメロイⅡ世」と「ウェイバー・ベルベット」について語る。
しかし、当然ライネスがタダで話をするわけがない。代償として、グレイはライネスのショッピングに付き合うことになってしまう。
二人が訪れたのは、ロンドンでも伝統のある百貨店「カルナック」。
きらびやかな店内の雰囲気に慣れぬグレイは、更にライネスに着せかえ人形のように服を買い与えられ、てんてこ舞いとなってしまう。
しかもそこへルヴィアまで合流し、エルメロイ教室の女子会がにわかに開かれることになったのだが、このメンバーでトラブルが起きないはずもなく――。
感想
「魔眼蒐集列車」編」が始まるのかと思いきや、まさかの女子会パートで思わず苦笑。
とは言え、今回は実質「序章」扱いであったし、グレイとライネスが仲良くなったきっかけを描く必要があったろうから、必要なエピソードだったと言える。*1
事件の原因がルヴィアの過剰装飾だった、という点には、シリーズファンなら「ああ……」となったことだろう(笑)。
あの作画クオリティで彼女のプロレス技を見られるとは思わなかった。
Ⅱ世童貞疑惑*2も飛び出すなど、ギャグ色の強いエピソードだったが……その裏では、とんでもない事件が起こっていた。
英霊イスカンダル召喚の触媒であるマント、ウェイバー・ベルベットにとってかけがえのない至宝が盗まれてしまったという。
見栄をはらず、グレイに助けを求める辺りは、さすがは成長したな、と思わせる点だったが……それでも、今のⅡ世はかなり危うい状況にあるように見える。
原作既読の身であってもドキドキする展開なので、アニメ組の方々はもっとドキドキしているのではないだろうか?
さて、今度こそいよいよ「魔眼蒐集列車」本編が開始。
FGOでもお馴染みのあのキャラ(若い頃)も登場するので、盛り上がること必至か。
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