彼方のアストラ #02「WILDERNESS」感想――惑星ヴィラヴァースでカナタ達を待つものは?
今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
いくつもの惑星を渡り歩くという、地球へと帰還する細い道筋を見出したカナタ達は、その最初の一歩となる惑星ヴィラヴァースへと辿り着いた。
見るもの全てが未知の存在というヴィラヴァースの生態系に驚嘆するカナタ達。
不可思議な動植物に翻弄されながらも、なんとか水と食料を確保し始める。
しかし、順調と思われた矢先、あの「光球」が再び姿を現し、カナタ達に迫る。
なんとかアストラ号まで逃げ延びたカナタ達だったが、お嬢様育ちのキトリーのストレスは限界に。
周囲に苛立ちをぶつけるキトリーは、ザックに苦言を呈されるも更に逆上し、フニシアへ心無い言葉を投げかけた上にアストラ号の外へと飛び出していってしまうが――。
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感想
原作がちょうど本エピソード付近まで公開されていたので拝読したが、なるほど、結構な改変がなされているらしい。
ということは、アニメと原作両者に共通する描写の中に伏線が含まれるということになるのだろうが……とりあえずは変に勘ぐらず、物語を楽しみたいと思う。
さて、「異なる生態系の惑星」についての描写は、SF作品の出来の善し悪しを決める一つの基準ともなると思うが……本作のそれは、比較的新しい知識に基づいて描かれているらしい。なんとなくN●Kの宇宙特番で観たことがあるようなデザインの生物が多かった(悪い意味ではなく
そして、作中で描かれた生態系が、ただ単に「未知のもの」という以上に、物語を彩るギミックとして昇華されている点には、素直に「うまいなぁ」と唸らされた。
トランポリン状の樹木や落下傘様の植物、投げ槍のような枝……。惑星の生態系と物語を上手くリンクさせて、なんとも綺麗なエピソードとしてまとめてあった。
更に、アストラ号の通信機が意図的に壊されていたという可能性が示唆され、本作がただの漂流ものはなく、ミステリ的要素があることが判明。
確かに、第一話から観ていると、何やら意味深な動きをしている人物がチラホラいて、疑いの目を向けたくなってくる。
この辺りの推理要素を楽しみたいので、できるだけ原作ネタバレを目にしないよう注意したいと思う。
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