今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
イタチ一派にさらわれてしまったどろろ。
彼らの目的は、どろろの父が隠した財宝の在り処を知ることだった。
しかもあろうことか、イタチはどろろの母の墓を暴き、既に2つある地図の片方を手に入れてしまっていた。
母親の死を冒涜したイタチに怒りを燃やすどろろ。だが、無力な子供であるどろろには抗うすべはなく、背中の地図の存在を知られぬよう虚勢をはる事しか出来なかった。
しかし、片方の地図だけでも財宝の隠し場所の近くまでたどり着くことは出来る。
イタチ達は、野伏に全滅させられたと思しき村へ辿り着き、そこから見える岬こそが財宝の在り処だと当たりをつける。
岬へ渡るため、イタチたちが船を探していると、しらぬいと名乗る片腕の少年が、自分が運んでやろうと持ちかけてくる。
しらぬいに胡散臭さを感じたどろろだったが、イタチは「いざとなったら斬ればいい」と、しらぬいの船に乗ってしまうのだが――。
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感想
イタチは残虐と言うよりは現実主義者という印象を受ける。
どろろも、両親の仇でありながらも恨みをぶつけ謀殺しようとしないところを見るに、イタチがどうしようもない悪人だ、とまでは思っていないのかもしれない。
むしろ、乱世の中にあって、どろろのように人間の情を大切にし、公正公平に物事を観られる人間の方が稀有なのだろうが。
さて、今回登場したしらぬいと鮫達は、原作にも登場する。概ね役割も変わらないようだが……何やら鬼神と関係があるようにも見受けられ……?
一方で、百鬼丸は育ての親である寿海と再開する模様。
多くを取り戻した百鬼丸の姿は、寿海にはどう映るのやら……。