たこわさ

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revisions リヴィジョンズ Case5「未来の姿」感想――マリマリがかわいそう過ぎる……

revisions リヴィジョンズ 1 (ハヤカワ文庫JA)


今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

リビジョンズから人々を守ったことで、一転して英雄扱いされ始めたSDS。
パペット用のバッテリーを代替電源として、一部ではあるが渋谷の街に電気も戻り、人々はようやく落ち着きを取り戻し始めていた。

しかし、SDS内にはまだまだわだかまりが残っていた。
英雄扱いされ始めたことで、大介の「悪い癖」がまた顔を出し始めていたのだ。
黒岩は、このままではSDSがチームとして機能しないだろうと危惧し、剴をリーダーに指名する。

一方、そんなことはつゆ知らず、昔みたいに皆が仲良くなれるかもしれないと考えていたマリマリは、露や泉海に協力を仰ぎ、大介の誕生日を祝うことに。
けれども、そんな彼女の純粋な想いは、すぐに踏みにじられることに――。

感想

大介が安定のダメさを発揮。
とは言え、剴も軟着陸というか、慶作のように大介をその気にさせる方便の一つも打てない辺り、根は不器用な性格なのだろう。リーダーとしてはあまり向いていないようにも思える。
マリマリの涙を見ても食い下がらなかった大介の方が、遥かにダメダメなのは明らかではあるが……。

しかし、マリマリは今の所、着実に死亡フラグを積み上げているようにしか見えない(苦笑
他人のために命をかけられる勇気、非常時でも思いやりを忘れない優しさ、そしてそこはかとなく漂う「報われないヒロイン」感……。
過去の谷口監督作品では、多く死を迎えていた陰のヒロインポジションに重なって見える。

なんとか不穏な予感を振り払って生存してもらいたいところ。
隠れ巨乳というところもポイント高いし。


さて、リヴィジョンズの正体は人間、ということが明らかになった。
この点は散々に伏線が張られていたので以外ではなかったが……まさかシビリアンも元人間だったとは……。
この事実を踏まえた上で、今までの話を観返すと、また違った事実に気づけそうだ。


「実は元人間の怪物」というと、「翠星のガルガンティア」を思い出すが……あちらほどあからさまにエグい演出は打ってきてないのは、ある意味良心的かも知れない(笑)


ワガママで誤魔化さないで

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