たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

どろろ 第ニ話「万代の巻」感想――見えない・聞こえない人間との意思疎通に苦労するどろろ

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

作り物の手足を持つ青年と出会ったどろろは、彼が鮮やかに化物を倒してみせた姿に興味を持ち、彼に付いていくことに。
しかし、目も見えず耳も聞こえず喋れもしない青年相手では、殆どの意思疎通が出来ず苦心してしまう。

それでも手探りで旅を続けるうちに、二人は化物に苦しめられていると噂の村へ到着する。
青年に化物を倒させて村からお礼を貰おうと画策するどろろだったが――。

感想

目も見えず、耳も聞こえない相手との意思疎通に四苦八苦するどろろの姿が、なんともたくましい。
どろろの出自についてはこれから語られていくものだと思うが……その秘密の一端については、今回様々な伏線があったように思える。
どろろが赤面するシーンが二箇所あったが、それぞれ意味が全く異なるわけで……。

しかし、目も見えず耳も聞こえない百鬼丸は、どうやって自分の名前を書けるようになったのだろうか?
ヘレン・ケラー以上の努力があったであろうことは想像に難くないが、彼に字を教え込んだ人間は相当な根気強さの持ち主らしい。

さて、今回倒した鬼神の名は万代。
倒しても百鬼丸の体の部位が戻らなかったので空振りか、と思いきや……時間差で百鬼丸が目を抑えて苦しみだしたところを見るに、どうやら彼の目玉を奪った鬼神だった模様?

目が見えるだけでも、随分と世界の捉え方は変わってくるはずだが……生き物を「炎」として認識する能力まで失われていないか、少しだけ心配だ。

どろろ 1

どろろ 1