キャプテン・アース 第11話「セツナの窓辺」感想
(以下ネタバレ)
残るデザイナーズチャイルドはあと二人。ハナの「予言」も今回は漠然とした「予感」程度に留まり、目標地点を絞れないでいた。そんな中、息抜きにプールを訪れていたハナとアカリは不思議な雰囲気を持つ少女・セツナで出会い――。
他のデザイナーズチャイルドと異なり、セツナは随分とまっすぐに育っているというか、陰がないというか。もちろん、過去の実験の様子を見れば彼女の笑顔の裏には悲しい思い出もあるんだという事が予想できますが、育ての親とも呼べる存在であったであろう毬村の裏切りにも、毅然とした態度で拒絶して見せた芯の強さも見受けられ、やはり他のデザイナーズチャイルドとは一線を画すというか。
他のデザイナーズチャイルドは、すがる物がなければ自分自身という確かさを保てない、メンタル面の弱さが顕著でした。それがセツナに見受けられないのは、「人間」としてそのように育ったのか、それとも「セイレーン様」と上位者の如き尊称で呼ばれるキルトガングのアバターである事が関係しているのか、それともピッツによく似たリスのような動物を連れていることが関係しているのか……?
遊星歯車装置側に、テッペイがもう一人のネオテニーがある事が知れてしまいましたし、大きく話が動きそうな。
しかし、いい感じのマッドサイエンティストキャラかと思われた毬村はあっさり殺されてしまうし、ダイチ達とは別行動をとってすわ裏切りフラグか!? と思われたリタさんは普通に調査しているだけだったしで、思わせぶりな描写があっても特に意味は無かったりするのも本作の特徴のようで。過剰な期待はしない方がいいのかも?
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