たこわさ

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エスカ&ロジーのアトリエ 第十一話「あこがれの未踏遺跡です!」感想

原作ゲーム未プレイ。
(以下ネタバレ)
遂に未踏遺跡に辿り着いたエスカ達だったが、遺跡の中に現れた謎の少女・フラメウによって追い返されてしまう――。

以前からチラホラと姿を見せていた謎の少女・フラメウ。その正体は、遺跡の管理素体となった錬金術師の少女であり、クローネと共に大地に緑を戻す為の研究をしていた仲間でした。
――いやいやいや、クローネさん、エスカがあれだけ未踏遺跡に憧れている姿を見せていたんだから予め教えてあげなよ……と思わなくもないですが、自動人形の思考パターンではその発想は生まれなかったのかもしれず。どちらかというと、フラメウの研究仲間だったメーリエ家のご先祖様が言い伝えを残していなかった方がひどいw

ニオにフラメウの「声」が聞こえた理由が、かつてニオも遺跡の素体になりかけた事がある為――というのは、原作ゲームシリーズをやっていないと分からない情報でしたが、ちゃんとアニメでも触れられて良かった。ニオの姉ことアーシャも回想で登場しましたし、この辺りは原作ファンへのサービスなのかな。

中央からの調査隊派遣が中止されたという事で、緊迫感がやや台無しなものの、所謂ラスボスであるフラメウを前にして「打倒」ではなくあくまでも「救済」という選択肢しか出てこないような人々が主役のほんわりした雰囲気がウリの本作ではむしろそれは無用の長物だったのかも。

クローネがフラメウとの思い出を記した「ハチドリ姫の冒険」。ただの「記録」で終わってしまっていたそれにエスカの母が付け加えた「優しい結末」。エスカ達もその物語のように優しい結末をもたらす事が出来るのか? あと、エスカとロジー君はいい加減くっつくのか?(笑) 次回も楽しみに待ちたいと思います。