たこわさ

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ドラゴンクエスト ダイの大冒険 第6話「獣王クロコダイン」感想――旅立ったダイ達の前に強敵現る!

小さな勇者、ダイ

今回の満足度:5点(5点満点中)

(以下、ネタバレ含む)

あらすじ

アバンから受け継いだ使命を胸に、デルムリン島から旅立つダイ。
落ち込んでいたポップもそれに同行し、いよいよ大冒険へ――。

と思いきや、ロモス城を目指していた二人は「魔の森」と呼ばれるモンスターの住処となっている森で迷子になっていた。
その最中、同じく迷子になっていた少女を助けた二人は、銃のような不思議な武器を扱う少女・マァムと出会う。

マァムは自分達の村へ来るように誘ってくれるが、ポップが意地を張り、その申し出を断ることになってしまう。
案の定、再び森の迷子になったダイとポップ。
するとそこへ、ハドラーの命を受けた魔王軍幹部「獣王クロコダイン」が現れて――。

感想

大冒険へ出発――からの森で迷子という落差が、なんともダイとポップの駆け出しコンビの残念さを表していて、笑いを誘った。
原作とはやや見せ方が変わってしまったが、これはこれでありだろう。

しかし、改めて見てみても、序盤のポップの駄目駄目さは凄い(苦笑)。
当時の担当編集が、原作の三条陸氏に「こいつ早く殺しましょう」等と物騒な提案をしたのも分からないでもない。
ネタバレなので今は何も言えないが、原作未読組の方は、まだしばらくはポップの駄目駄目さに付き合ってあげてほしいと思う。彼への評価はそれからでも遅くは無いので。

原作からの相違点など

まず、ポップがマァムの胸をプニっとするシーンが正面から描かれなかった(笑)。
これも時代の流れ、コンプライアンスゆえ、だろうか。音その他で、胸ツンしたこと自体は伝わっただろうが、少し残念でもある。

次に、マァム達がダイの落としものを拾ってから、原作では一度村へ帰っている様子が描かれているが、アニメではそのくだりが省かれた。
展開を早めるためだと思われるが、後回しにしても通じる要素なので、今回省略された部分は後々補完されると思われる。

ライオンヘッド登場の経緯も大幅に変更された。
原作では、森を迷っているダイとポップが睡眠中のライオンヘッドに出くわし、恐る恐る立ち去ろうとするが……というシーンだったが、アニメではクロコダインから逃げ出したポップが一人で遭遇、という改変が行われた。
正直、原作を読んだ時には「ポップはともかくダイはライオンヘッドにあそこまでビビらないだろう」と感じたので、この改変は納得できる。

また、原作ではハドラーの独り言(笑)によって説明される魔王軍の編成が、クロコダインによるダイ達へのプレゼン(違)という形に変更された。
元々、クロコダインは「武骨だが律義な武人」設定なので、むしろ説明役が似合っているから違和感ゼロではあったw

今回少し気になったのは、マァムが魔弾銃を発射してダイに命中してから「続く」となった一連の演出。
原作では、マァムが照準をダイに合わせる→ポップが「やめろぉ!」と叫ぶ→続く、となっていて、そこそこの緊張感をもって次回を待つことが出来たのだが……アニメの場合見た目も明らかに「回復してそう」な絵面だったので、やや違和感を覚えてしまった。
細かいことではあるのだけれども。

アニメ旧シリーズはこちら

第1話 オレは小さな勇者ダイ!!

第1話 オレは小さな勇者ダイ!!

  • 発売日: 2020/01/06
  • メディア: Prime Video