たこわさ

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ドラゴンクエスト ダイの大冒険 第4話「魔王ハドラーの復活」感想――魔王復活の秘密が今、明かされる

小さな勇者、ダイ

今回の満足度:4点(5点満点中)

(以下、ネタバレ含む)

あらすじ

「ドラゴラム(火竜変化呪文)」によって巨大なドラゴンと化したアバン。
鉄よりも硬い皮膚と灼熱の炎を前に、ダイの大地斬は全く通用しない。

その時、ダイの脳裏にアバンの教えがよみがえる。
大地斬は力任せの技。炎のように形のない物を切り裂くのは、「海波斬」である、と。

アバンの意図を察したダイは、ぶっつけ本番の海波斬でドラゴンの炎へと挑む。
その覚悟が功を奏したのか、ダイの剣風は見事にアバンの炎を切り裂き、ダメージを与えることに成功する。

これでダイの修業はまた一歩大きく前進――そう思われた時、グレムリン島を突如として地震が襲う。
その地震は自然の物ではなく、何者かが結界を破って侵入しようとしているものであった。

はたして、ダイたちの前に現れたのは――復活した魔王ハドラーその人だった。

感想

ハドラーが登場。
旧アニメと比べると声が若いようにも思えるが……先の先を見据えたキャスティングなのだろうな、と原作既読の身としては感じざるを得ない。
つまり、「これはこれであり」。

アバンとハドラーの戦いは、流石に序盤のクライマックスだけあって、しっかりと描かれていたように思える。
前回までに引き続き、やや外連味というか構図にダイナミックさが無いのが気になるが……。

特にイオナズンとアバンストラッシュのぶつかり合いは、ただのビームの打ち合いのようになっていて、少し残念に思えた。

その一方で、原作ではやや噴飯物だった構図が改善されているなど、アニメスタッフも色々と気を遣って制作している点も窺える。
例えば、上記のイオナズンとアバンストラッシュの件だが、原作だと

  • ハドラーの胸が引き裂かれる
  • ダイとポップが「やった!」となる
  • ハドラー持ちこたえほくそ笑む
  • ダイ達がアバンに目を移すと、アバンが爆風で吹き飛ばされている姿が目に入る

という、「アバン先生何秒間ヤラレポーズで宙に浮いてるんですか!?」な間抜けな構図になっていたので、アニメで修正されていてほっと一息だった(苦笑

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