たこわさ

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かくしごと 第09号「師走は君の嘘」感想

「かくしごと」 「ねがいごと」



今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ。原作バレやや配慮中)

あらすじ

12月に入り、漫画界は「年末進行」へと突入していた。
締め切りが前倒しされ、ゴトープロの面々もさぞや大変……かと思いきや、何故だかみんな揃って気力に満ちていた。

彼らは「年末進行」の後に待っている出版社主催のパーティーを心待ちにしているらしい。
けれども、今年のパーティーは経費削減の一環で中止になっていた。
十丸院からそのことを伝えられた可久士だったが、パーティを楽しみにしているアシスタント達の姿を前に、伝えるタイミングを逸してしまい――。

感想

このアニメの原作は講談社の「月刊少年マガジン」掲載だが、作者の久米田氏はかつて小学館の「週刊少年サンデー」で連載していた。
近年では小学館で連載を持つことはなかったはずだが、何かと縁自体は続いているらしく……今回のエピソードも、どこまでが実話を基にしているのか、気になる所だ(笑)。

――と、本編が微笑ましい分、未来編の展開の不穏さが際立つ。
「消えた漫画家」扱いされている可久士。しかし、志治はそれを「それ、間違ってますよ(消えた漫画家なんかじゃない?)」と吐き捨てる。

しかしどうやら、可久士が漫画をもう描いていないのは事実なようで……。
あれだけ溺愛していた姫の傍に可久士がいない事、世間では「消えた漫画家」扱いされていること。しかし元アシスタントがそれを否定していること。

……不穏な要素しかない。

EDは、往年の名曲「君は天然色」

君は天然色

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  • 発売日: 2014/04/03
  • メディア: MP3 ダウンロード
君は天然色

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