かくしごと 第10号「I"S(伊豆)」感想
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ。原作バレやや配慮中)
あらすじ
姫がくじ引きで引き当てた伊豆旅行。
楽しい楽しい、親子二人+一匹の旅行だったが、その旅館には見るからに怪しい「開かずの間」があって――。
感想
体調を崩した可久士を心配して、皆で集まる構図。
「写経」という行為に出た時点で何だかもう無茶苦茶ではあるのだが……それでも、可久士が持つ本来の人柄の良さにひかれてやって来た人々の集まりだ、ということを考えれば、実は微笑ましい光景でもあり。
その可久士の人望は、未来編でもはっきりと描かれている。
「あの」十丸院が、なんと可久士の風評に憤って見せている! 人間らしい感情など持ち合わせていなかった彼が!(言いすぎ)
断片的に明かされた情報によれば、どうやら可久士の妻は事故に遭って行方不明となったらしい。
妻がそんな状態なのに下ネタ漫画を描き続ける……娘を育てる為だとは言え、それが可久士にとって苦痛であったことは想像に難くない。
そして何かのきっかけがあり「断筆」した可久士。
では、その後は? 何故、溺愛する姫の隣のいないのか?
全てが明かされる時が、近付こうとしている。
……なお、6月発売の「月刊少年マガジン」が正に核心部分を描いているので、ネタバレしたくない方は読まないように。