たこわさ

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コップクラフト #7「GIRLS ON ICE」感想――ティラナの友情の行方は

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

デートクラブへの潜入捜査に赴いたティラナ。
嫌な思いもしたが、その甲斐もあり、顧客だった市長候補のモゼリーメの逮捕に成功する。

しかし、街の実力者であるモゼリーメは、あの手この手を使って来る裁判を有利に進めようと動き始めてしまう。
そのことにもどかしさを感じるティラナは、ひょんなことからデートクラブにいた元娼婦・ゾーイと再会し意気投合することに――。

感想

前回が(ややブラックながらも)コメディタッチだったのに対し、今回は「裁けない巨悪」と「泥をすすらなければ生きていけない弱い人々」という、世の不条理を詰め込んだようなテーマが描かれ、何とも後味の悪い話になっていた。

ティラナとゾーイの友情は、果たして本物だったのかどうか。
最後に流した涙から、ティラナにとってゾーイは真実友人だったのだろうが、「裏切られた」と感じたまま逝ってしまったゾーイは、どう思っていただろうか?
ティラナに渡す予定だった写真からは、真実の親愛の情が伺えたが、最期の時には果たしてどう思っていたのか……その答えは永遠に分からない。

ティラナが未熟ぶりを思い知るにしても、後々までトラウマになりそうな、教訓としては重すぎるエピソードだった。

原作最新7巻は9/18発売予定

コップクラフト (7) (ガガガ文庫)

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