コップクラフト ＃2「DRAGNET MIRAGE」感想――マトバがいい人過ぎる……

今回の満足度：5点（5点満点中）
（以下ネタバレ）

あらすじ

ティラナと共に運び屋を追うマトバ。だが踏み込んだ先で運び屋らしき男は殺されており、暗殺者はマトバ達にも牙を剥いてくる。

銃撃戦の末、暗殺者はティラナの一刀により斬り伏せられた。
情報を聞き出そうとしてたマトバは当然ティラナを責めるが、彼女によれば、暗殺者は既に「死人」であり、
マトバの相棒を殺した犯人のように、魔法で操られていたのだという――。

「COP　SHOW,　WITCH　CRAFT」

感想

ティラナがデレるのが予想外に早く、一瞬「チョロイン」という言葉が浮かんでしまったが、まだマトバを信頼したのではなく信用しただけ、と言ったところらしい。
そもそも、地球とあちら側での価値観は共通する部分は多いものの、どこか根本でずれている部分もあるようなので、今後もマトバの気苦労は絶えないことだろう。

ティラナの持つレト・セマーニ側の知識と技術。
マトバの持つ、地球側でも極めて常識的と思しき知識と判断力。
この二人が合わさり、それぞれだけでは解決できない難事件を、これから解決していく……と言ったところか。

さしあたっては、「命」とも言える剣を置いて姿を消してしまったティラナが心配だが……。
本作はどうも、クリフハンガー――「この先どうなるの？」という場所で「続く」となる構成がお好きらしい（苦笑

コップクラフト　DRAGNET MIRAGE RELOADED (ガガガ文庫)