京都市伏見区にあるアニメーション製作会社のスタジオが男に放火された事件で警察によりますと、これまでに25人が死亡し、36人がけがをして病院に搬送されたということです。現在も5人の安否が確認されていないということです。火をつけたのは41歳の男とみられ、警察が身柄を確保して放火の疑いで調べています。
既に多数の死亡が報告され、安否不明の方も。
病院へ搬送された方々も重軽傷合わせて30人以上。日本犯罪史上、類を見ない大量殺人事件となってしまいました。
まずは、無念にも亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
訳も分からぬ内に業火と煙に巻かれて亡くなられたかと思うと、あまりにも痛ましく、言葉が見つかりません。
また、現在も治療を受け苦痛と戦っている方々のご回復を、心より祈念いたします。
まだ見つかっていない方も、どうか無事であることを祈るばかりです。
近年の日本のアニメーションを語る上で、決して外せない「小さな巨人」である京都アニメーション。
彼らの生み出した作品の素晴らしさは、いまさら私などが語るまでもないと思います。
そして、これからも素晴らしい作品を世に出してくれる、そう信じていましたが……まさか、こんな悲惨な出来事が彼らに襲いかかるとは、思っても見ませんでした。
ガソリンによる放火というのは非常に恐ろしいもので、通常の消火設備では役に立ちません。
たとえ京アニ第1スタジオが「万全の」消火設備を持っていたとしても、防げるかどうかは微妙なところだったことでしょう。
togetter.com
小規模オフィスの企業さんなどは、どこも他人事で済ませられる話ではないと思います。
憎むべき犯人は、現在までの報道では京アニと無関係かつ、どうにも訳の分からないことを叫んでいた様子で……予断ではありますが「また無敵の人か」等と思ってしまいました。
何の落ち度もない善良な人々が、ごくごく少数の「訳の分からない人」によって殺傷される。昭和の世にも平成の世にも繰り返され、また令和の時代にも既に何件も起こっている、やり場のない怒りを覚える事件が、また起きてしまったのかと。
もちろん、本当の所はまだ分かりません。
犯人も重体であり、下手をすると真相が究明されない可能性すらあり、もどかしい思いを抱いている方も多いことでしょう。
私も京アニのファンとして、イチアニオタとして、悔しさと憤りと悲しみで、どうにかなってしまいそうです。
この文章を打つ手も、少し震えてしまっています。
精神の均衡が崩れてしまいそうです。
でも、同時に「負けてなるものか」とも思います。
今回の件は、犯人の意図こそまだ不明ですが、そのやり口は明確なテロ事件です。
テロに屈するわけには……恐怖に負けるわけにはいきません。
だから、私は私の日常をしっかりと守って、今日もアニメを観たいと思います。感想をブログやTwitterに書きたいと思います。
平気で他人に暴力をぶつけられるような輩の為に、これ以上傷ついてやるもんか、と思います。
既に被害者の方々に対する支援の輪が広がろうとしていますが、私もアニオタのはしくれとして、少しでもそういった情報を拡散すると共に、アニメを楽しむことを決して放棄しないよう、日々アニメの鑑賞に勤しむ所存です。