たこわさ

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アルドノア・ゼロ EP03「戦場の少年たち―The Children’s Echelon―」感想

(以下ネタバレ)
避難民達が逃げる間の囮となるため、「その瞬間」が訪れた時に少しでも後悔しないため、伊奈帆達は火星のカタクラフトに戦いを挑む決意を固める。伊奈帆の冷静な洞察力により敵機の「弱点」を見出した伊奈帆達は僅かな勝利の可能性を手繰り寄せるため、決死の作戦を開始する――。

今のところ火星のカタクラフトを地球人類が撃破したシーンは描かれていないので、もしかすると伊奈帆達の勝利は地球側にとって大きな一歩となったのかもしれません。しかも、その作戦を立案し実質的な指揮・主戦力を担ったのが学生である伊奈帆だという事実は、今後否応なしに彼が戦力として軍に組み入れられていく事を暗示しており……。

一方、自らが戦場に赴き役割を果たす事が「使命」だと語った「姫」と呼ばれる少女、その正体は暗殺されたはずのアセイラム姫その人でした(というか元々隠す気ゼロでしたが)。彼女の立場を考えれば、当分の間身分を明かさずにいた方が安全だったはずですが、それでも危険を冒してまで自らの正体を明かし囮を務めるその勇気と使命感は本物な様子。もしかすると、今後自分が地球側に政治的な道具として扱われる可能性や、自分を暗殺しようとしたのが同じ火星人である可能性すら察したうえで、彼女は正体を明かしたのかもしれません。

気になるのは、姫の無事と暗殺計画の真相を知ったスレインが今後どう行動するのかという点。トリルランを誅殺した彼の事、普通に考えれば姫の下へ馳せ参じる所ですが、OPを観た限りでは仲間になるような気配がないような。案外、事の真相をクルーテオ伯爵に報告し、彼と共に火星軍の内部から無益な戦争を止めるために戦う、という展開だったりするのかも。姫からそういった使命を託されるという手もあるか。

しかし、アセイラム姫が正体を明かすシーンが何だか変身ヒロインちっくで真剣な場面にも拘らず、思わず失笑してしまいました。今後も変身以外に謎のビームとか謎のテレパシーとか、色々トンデモ能力が飛び出したりして。