アルドノア・ゼロ EP07「邂逅の二人 ―The Boys of Earth―」感想

（以下ネタバレ）
火星騎士・フェミーアンの駆るカタクラフト・ヘラスに苦戦を強いられる伊奈帆達。彼らの窮地をすんでのところで救ったのはアセイラム姫を探すために城塞を脱出していたスレインの駆る戦闘機だった。共通の敵を前にして伊奈帆は迷いなく彼との共闘を選択する。一方、偶然に発見した隠しドッグに逃げ込んだマグバレッジ艦長達は、15年前に鹵獲されたと思しき火星のカタクラフトと謎の飛行戦艦を発見し――。

伊奈帆とスレイン、遂に二人が出会い言葉も交わさずに共闘体制に入りましたが……意気投合しているようで実に相性の悪そうな二人です。二人とも常識外れの戦闘技術を有し、共通の敵を相手に即座に共闘体制に入るなど冷静な判断力を備えてはいますが、口下手なところも似ているようで。お互いに姫の敵ではないかと勘繰り、その関係は決裂してしまったように見えます。

ただ、伊奈帆の口振りに少々気になる点もあるんですよね。そのまま受け取れば、スレインが姫を利用して戦争を起こした一派と受け取った、と思えるのですが、言葉の裏を考えると伊奈帆は姫様を利用する気満々とも解釈できてしまい。

さて、伊奈帆とスレインが今後どんな関係になっていくのかも気がかりですが、もう一つの気がかりが種子島の隠しドックに隠されていた飛行戦艦。アルドノアの技術が使われていると思しきこの戦艦は一体誰が建造し何故種子島に隠されていたのか？ ザーツバルムの口振りだと、種子島は火星の騎士達にとっても鬼門なようですし、あの戦艦に隠された秘密はもしかすると今後の戦局を大きく左右するものなのかもしれません。

更に、戦艦を動かす為にアセイラム姫が正体を明かしてしまった事が、今後一体どんな動きを生む事になるのか。あの状況下では、姫の正体を知ったのはブリッジクルーだけのようにも思われますが、それでも彼女が辛い立場になる可能性は大きく。
何気にライエがロボットを操縦できるというのも重要な要素になりそうな。

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