たこわさ

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さらざんまい 第九皿「つながりたいけど、伝わらない」感想――事態が混迷を深めていく中、悠の決断は?

さらざんまい 音楽集「皿ウンドトラック」


今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

一稀を庇って撃たれた燕太。
燕太が危篤状態の中、一稀は「二人組の警官に撃たれた」と大人達に証言するが、誰も信じてくれない。

一方、燕太の危篤をニュースで知った悠の心は揺れる。
それでも「兄貴の傍にいられるのは自分しかいない」と、兄の誓についていく悠だったが――。

感想

ケッピとサラの体を張ったギャグシーンが無ければ、重すぎて重すぎて、とてもではないが感想が書けなかったかもしれない(苦笑

自らを「概念」と語るカワウソ帝国の不気味さも際立つが、ケッピのことも信用していいのやら。

誓がそうであったように、本作の登場人物たちは表の顔・裏の顔・そして自分でも知らない顔と、非常に多面的な描かれ方をしている。
たとえケッピやサラが「良かれ」と思ってやっていることであっても、それが一稀たちにとっての「良い」とイコールである保証はなく……。

玲央と真武の関係性についても、直球BLのような描かれ方をしているものの、あれがなんのメタファーであるかと考えると無限の思考地獄に落ちてしまいそうだw

こういった、視点や捉え方を変えると全く違う属性が見えてくる、プリズムのような物語構造は幾原作品の真骨頂とも言える。

しかし、そんな幾原ワールドでも覆らないのは……人間の死。
誓は死んだ。
真武はとうの昔に死んでいる。
燕太の命は風前の灯火。
悠は人を殺してしまった。

状況は絶望的なようにも見える。
本当に希望の皿はどんな願いも叶えられるのだろうか?


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