ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio 29「目的地はローマ! コロッセオ」感想
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
アバッキオが最期の力で遺してくれた「ボスの人相と手」をもとに、ブチャラティ達はデータベースを検索するが、それらしき人物は見つからない。
だが、彼らに失望の空気が漂い始めたその時、ネットワークの向こうから「味方」を名乗る何者かが接触してくる。
警戒しつつも、その何者かが、ボスの本名や「スタンド使い」を生み出す「矢」の秘密を語ったことで、ブチャラティはその人物の言葉に賭けることを決意。
一行は彼が待つというローマへと向かうが、そこには既にボスの遣わした邪悪な暗殺者の姿が――。
感想
「味方」を名乗る謎の存在……一体何者なんだ(棒読み)、などとボケようと思っていたら、キャスト名が思い切り出ていたので、制作陣はもう少し原作未読組への配慮を行ったら如何だろうか? などと思ってしまった(苦笑
「矢」の秘密が明かされるなど、シリーズ通してのある種の節目ともなるエピソードだった。
そして……遂にジョジョ最凶とも呼べるチョコラータ&セッコのコンビが出てきてしまった。
チョコラータのスタンド「グリーン・デイ」の能力は正に恐るべしという感じだが、何よりチョコラータ本人がおぞましい。
ディアボロでさえも嫌悪するチョコラータは、「悪」というよりは「吐き気をもよおす何者か」だろう。
現代の言葉で言えば、サイコパスが最も適切だろうか?
悪逆をなす自分自身に酔うでもなく、ただただ興味本位で持って殺人を行うその姿は、人間以外の何者かにさえ思えてくる。