ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio 38「ゴールド・E・レクイエム」 39「眠れる奴隷」感想
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
遂に「矢」の力を手にしたジョルノは、「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」の超絶パワーでディアボロを一蹴する。
しかし、ディアボロは生きたまま川へと落下し、そのままどこかへ流されていってしまう。
すぐに追いかけ、今度こそとどめを刺すべきだと主張するトリッシュだったが、何故かジョルノは追いかけようとせず――。
感想
「一時間も何をやるんだろう?」と思っていたが、「眠れる奴隷」のエピソードが残っていたことをすっかり忘れていた。
原作を読んだのが遥かに昔だったとは言え、少々恥ずかしい思い……。
ブチャラティの死の運命は決まっていた。しかし、それに抗ったことで、トリッシュは生き延び、他方アバッキオとナランチャは死に、そしてジョルノは組織のボスへとのぼりつめた。
人間は運命の奴隷であるのかもしれないが、抗うことは出来る。抗ったことで更なる悲劇を生むこともあるが、それ以上に何者かの未来を勝ち取る事もできる。つまりはそういうことなのかも知れない。
思えば、ディアボロは運命から「逃げる」ことしかしない男だった。スタンド能力も相まって、今までは逃げに逃げ続ける事が出来たディアボロだったが……最後には、運命に抗ったブチャラティに導かれし者・ジョルノに敗北した。
ディアボロの敗北は、必然だったのかも知れない。