ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio 36「ディアボロ浮上」感想――ディアボロは一体どこへ?
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
未だ姿の見えないディアボロを警戒しつつ、レクイエムを追い詰めたジョルノ達。
ポルナレフの機転で遂に「矢」を取り戻したものの、ミスタの銃が不自然な壊れ方をするなど、キング・クリムゾンの能力なのではないのかという不審な出来事も起こり、ジョルノは警戒を強める。
そしてジョルノは意外な答えにたどり着く。
ディアボロが多重人格者だったというのならば、レクイエムの影響で誰かの体の中に「二人目の魂」として入り込んでいる可能性もあるのではないか、と――。
感想
ちょっと前のミスタならば、ジョルノの言葉にもう少し耳を傾けていたのだろうが……付き合いの長い、ある意味で弟分でもあったであろうナランチャを失った後では、彼も冷静さを欠いていた、ということなのだろう。
ミスタが抱いたジョルノへのほんの少しの不信感が、ディアボロに付け入れられる隙を生んでしまった。
しかし、そんなミスも見事なチームワークで取り戻して見せたのだから、やはり彼らは良いチームになりつつあったのだな、としみじみ思ってしまった。
……それだけに、ナランチャの犠牲が辛い。
さて、しかし悪魔の頭脳……というか、慎重にして臆病なくせに、土壇場では思い切った行動に出る、ディアボロの持つ意外性が、ジョルノ達の上を行ってしまったようだ。
このまま「矢」はディアボロのものとなってしまうのか?
原作を読んでいるはずなのに、先の展開が気になってドキドキしてしまった。