さらざんまい 第一皿「つながりたいけど、偽りたい」感想――第一話から幾原節が炸裂!
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
中学二年生の一稀・悠・燕太の三人は、ひょんなことから「カッパの王子」を名乗る謎の生命体・ケッピに尻子玉を抜かれ、カッパの姿にされてしまう。
元の姿に戻るには、人々の欲望の成れの果てである「ハコゾンビ」が跳梁跋扈する「世界の裏側」で、ハコゾンビを退治しなければならないと語るケッピ。
仕方なくハコゾンビの退治に向かう三人だったが――。
Amazon Primeでの配信開始は、放送日の12:00から
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感想
「輪るピングドラム」「ユリ熊嵐」の幾原邦彦監督の作品ということで……第一話から凄まじい演出と絵面のオンパレードだった。
「尻子玉」をまさか後ろの穴から抜くとは……。絵面的に色々とまずい(苦笑
少年の裸体を気持ち悪いくらいにグニグニ動かしたり、突然カッパ三匹がレヴューもかくやといった歌とアクションを披露したりと、好き放題にやってくれた第一話だった。
だがしかし、幾原監督の常だが、そういった外連味あふれる脚本・演出の向こう側で、キャラクターたちはのっぴきならない事情を抱えている様子。
「箱」の中に隠されていた一稀の秘密。
車上荒らしをしていた悠の抱える事情。
そして燕太は……?
やけにイケボな警官二人の立ち位置も気になるところ。
幾原監督のことであるからして、「分かりやすい」ストーリーにはならないと思われる。
今回もメタファーをふんだんに含みつつ、最後には泣かされてしまう物語になることを期待して、視聴を継続したいと思う。
Blu-rayは全6巻・全11話の模様
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1クール作品ということになるだろうか?
ギュッと濃縮された話になりそうだ。