さらざんまい 第ニ皿「つながりたいけど、奪いたい」感想――それぞれに抱えた事情が重すぎそうな予感
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
ハコゾンビを倒した報酬として「願いを叶える皿」をケッピから受け取った一稀達。
しかし、一枚目の皿はケッピの説明をよく聞かなかった燕太のせいで、巨大なかっぱ巻きに化けてしまう。
一稀も悠も、とある事情からどうしても、もう一度皿が欲しい。
ケッピはまたハコゾンビを倒せばご褒美をくれるというが――。
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感想
本作はどうやら1クール作品のようだが、その為なのか、変に溜めるような事はせず、どんどんと核心に触れそうなあれやこれやが飛び出してきた。
アイドルになりすまし、弟と「繋がる」一稀。
ヤクザな商売の兄を追うように悪事に手を染める悠。
一稀に異常な執着を見せる燕太。
三者三様に、世間から逸脱した何かを抱えていることが描かれたが……燕太はともかく、一稀と悠のそれは間違いなく犯罪。
彼らを駆り立てるものが何なのか、表向きの理由は弟/兄の為と描かれているが……当然、裏の理由もあるのだろう。
カワウソのマークをシンボルとする謎の警官二人が、ハコゾンビを生み出していた事も明かされた。
カッパとカワウソの対立と言うと、とある有名作品が思い浮かぶが……ピングドラムが宮沢賢治モチーフだったので、今度はそちらの作家の世界観がモチーフになるのだろうか?
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