たこわさ

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どろろ 第十話「多宝丸の巻」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

醍醐景光の跡取り息子・多宝丸は、父が自分を戦に連れて行ってくれないこと、何かを自分に隠していることに苛立っていた。

業を煮やした多宝丸は、景光の部下を一人秘密裏に捉え、薬を使って隠し事を暴こうとする。
景光が赤子と産婆の行方を探しているというところまでは聞き出せたが、景光の部下は舌をかんでしまい、それ以上無理は出来なくなってしまった。

もやもやの晴れない多宝丸は、領内を見回っている最中に、化物に苦しめられている領民達と出会う。
なんでも、湖の中の化物に、既に何人もの民が食われているのだという。
多宝丸は領主の跡取りとして放っておけないと感じ、化け物退治に乗り出すが――。

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感想

多宝丸は、原作などで描かれた性酷薄な印象が拭えなかったので、今回のように次期領主としての矜持や、困っている人々を放っておけないという正義感のようなものを持ち合わせていることに驚いてしまった(苦笑

今までの出番では「気が短いだけのボンボン」という印象だったが、中々どうして、先を見据えた考え方もできる様子。
……とは言え、父親の密偵を殺しかけるのはどうかと思ったが(苦笑)。

そして遂に、兄弟がお互いの素性を知らぬまま邂逅を果たした。
原作などでは、戦う運命にある二人。本アニメでも、OP映像で剣を交えている様子が伺える。

多宝丸は、領土を立て直した景光を尊敬しているようだが、それが鬼神による恩恵だと知った時、果たしてどんな反応を見せるのか?
実の兄を人身御供にして領内の平穏を守ることを選ぶのか、それとも……。

ぼちぼち1クール目も終わりに差し掛かってきたので、ここから話が動いていきそうだ。

――次回が「ばんもん」なようなので、なんとも不穏な雰囲気が漂うが(苦笑)。*1

*1:「ばんもん」は原作の鬱エピソードの一つの舞台。