たこわさ

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どろろ 第十一話「ばんもんの巻・上」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

お互いが血を分けた兄弟であることを知らぬまま、邂逅を果たした百鬼丸と多宝丸。
そしてそのことで、醍醐景光は16年前に鬼神へ生贄に捧げた赤子が、醍醐の国へ戻ってきたことを悟る。

一方、そのことを知らぬ百鬼丸とどろろは、いつも通りに化物退治で日銭を稼ごうと、領内で情報を集めていた。
二人は、隣国との境目となっている「ばんもん」に化物が出ることを知る。

「ばんもん」に向かった二人が目撃したのは、砦の名残である大きな木の塀と、その裏側に貼り付けられたおびただしい数の死体だった。
隣国の兵士たちが、「ばんもん」を越えようとしたものを捕らえ、見せしめとして貼り付けにしているのだという――

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感想

さて、「ばんもん」は原作の転換点となるエピソードであり、百鬼丸にとっても苦い思い出の地となるものなのだが……、原作とは少々異なる展開になったようだ。

原作では、「ばんもん」を越えようとする者を捕らえ殺すのは多宝丸の役割であった。
多宝丸の性格も、原作での性酷薄なそれから、お坊ちゃん育ちながらも彼なりに真剣に民達の生活を憂う、ある意味真っ直ぐな性格に改変されているので、自然、物語の流れも変わる、といったところか。

となると、景光の行動も原作から変わってくる可能性がある。
次回のネタバレになりかねないのでここでは省略するが、景光が原作通りの行動を起こすのならば、多宝丸の反応もまた変わってくることが考えられ……予測がつかない。

しかし、本作は2クール全24話予定のはずだが、ここで景光と百鬼丸が出会ってしまうと、これからの物語はどうなってしまうのだろうか? という疑問が湧いてくる。
鬼神達の存在に気付いた琵琶丸の様子からは、何やら剣呑なものを感じるが……どうなることやら。