たこわさ

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どろろ 第七話「絡新婦の巻」感想

絡新婦の巻

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

大切なものを失った痛みを抱えたまま、百鬼丸とどろろの旅は続いていた。

とある村への道行き、二人は人間の生気を吸う蜘蛛の化物「絡新婦(じょろうぐも)」と遭遇、戦いとなる。
百鬼丸に手傷を負わされた絡新婦はそのまま逃げ出し、人間の女に化けて倒れていた所を、弥二郎という村の青年に助けられる。

一方、百鬼丸とどろろも村へとやってきていた。
折しも村では「人さらい」が出没しており、毎夜のごとく人間が姿を消すという。

「人さらいを捕らえたものには褒美を」というおふれを知ったどろろは、絡新婦こそが下手人であると考え、百鬼丸と共に村の中を探し始めるのだが――。

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感想

前回の凄惨な結末から一転、後味の良い人情噺が描かれホッとしてしまった。

百鬼丸が絡新婦を見逃したのは、彼の「魂の色を見る」能力によるところが大きかったようだが……どろろが言った通り、耳が聞こえていて弥二郎と絡新婦の会話を聞いたことも、判断に寄与したのだと信じたい所。
何が何でも化物を斃すという鬼の道を行くこと無く、百鬼丸が人間としての道を歩み始めたのだと。

最後にどろろが蜘蛛を逃したことに、思わず笑みを浮かべた百鬼丸。
彼にとって、どろろの存在が人として踏みとどまる理由になっている事が伺える。

その後に鼻で笑ってみせたのは、きっと彼なりの照れ隠しなのだろう。

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どろろ 1