たこわさ

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どろろ 第六話「守り子唄の巻・下」感想

守り子唄の巻・下


今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

ミオ達の住処を確保する為、鬼神に挑んだ百鬼丸。
見事鬼神に一撃を加え、自らの「声」を取り戻した百鬼丸だったが、その代わりに足を奪われてしまう。

一方、どろろは、ミオが侍たちの陣で何を生業にしているのかを知ってしまった。
「生きる」為に汚れ仕事を受け入れるミオの姿に、どろろは――。

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感想

前回の感想にも書いた通り、本エピソードはほぼ原作のプロットをなぞったものになっている。

子供たちと共に生き抜くために、侍にその身を売るミオ。
ミオ自身は強がりを口にしつつもそんな自分をどこかで卑下しているが、百鬼丸とどろろは、彼女のある種の高潔さを好ましく感じ、心を寄せていく。
しかし、侍がミオ達の住むお堂を襲撃し、子供達もミオも帰らぬ人に……。

原作では、この一件がもとで百鬼丸のニヒルな性格が決定づけられたように描かれていた。
だが、今回のアニメでは……ミオが最後まで守り抜いた誇り――いつか自分達の田んぼで育てようと、手に入れていた種籾と、どろろの必死の叫びが百鬼丸を踏みとどまらせたように見えた。

とは言え、鬼神との戦いはこれからも激しくなっていくだろうし、人間たちの戦も泥沼の状態となっている。
これから先、百鬼丸が「目」を取り戻した時、彼の瞳に初めて映る光景は、美しいものとは限らない。

しかも、百鬼丸が自分の体を取り戻すためには、国に恵みを与えている鬼神達を倒さねばならないのだ。
そう遠くない未来に、彼が民草から恨まれる日も来てしまうかもしれない。

百鬼丸が文字通りの鬼神となってしまうのか。どろろはそんな彼を踏みとどまらせることが出来るのか。
今後の物語は、そういったところにも主軸をおいた展開となっていきそうだ。


百鬼丸が鬼神と化した姿は、きっと「ヤングブラック・ジャック」の百樹丸先生の如きだろうw*1

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*1:詳細は前回の感想を参照のこと