たこわさ

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ケムリクサ 「Episode.1」感想

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今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

廃墟だらけの島の中で水を探し求め、時に襲い来る「虫」と戦う三人の少女りん、りつ、りな。
ある日、りつの能力で水を回収中、水に紛れてヒトの形をした「虫」を引き寄せてしまう。
すぐさま始末しようとする三人だったが、その「虫」は人間の言葉をしゃべり――。

感想

元々はたつき監督らが所属するirodoriによる自主制作アニメ、とのこと。
オリジナル版はまだニコニコ動画などに公式アップロードされているので、興味がある方は見比べてみると面白いかも知れない。

なお、同作はDVD化もしている。

ケムリクサ(冊子付特別版) [DVD]

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一風変わったポスト・アポカリプスものかと思いきや、初っ端からりなは分裂しているし、わかば(少年)のことを問答無用で「虫」とみなし始末しようとするしで、どうやらりん達は尋常な人間ではない模様。
……かと思えば、りんがわかばにときめくなど、人間らしい反応を見せたりもする……。

タイトル回収というわけではないだろうが、第一話から視聴者を「煙」に巻く展開だったw

ケムリクサ、つまりは煙草をモチーフにした様々な設定は一体どんな意味を持つのか?*1
「虫」とは何ものか?
何故りん達は、わかばを「虫」と思ったのか?
第一話から色々な謎を提示してくれたが、さりとて大風呂敷を広げたわけではない、ちょどよい程度に感じられた。

相変わらずのゆるーい絵柄だが、描かれる世界は剣呑極まりない。
この辺りの良い意味でのアンバランスさこそが、たつき監督の真骨頂か。

KEMURIKUSA

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*1:わかば」も煙草の銘柄。