ケムリクサ 「Episode.1」感想
今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
廃墟だらけの島の中で水を探し求め、時に襲い来る「虫」と戦う三人の少女りん、りつ、りな。
ある日、りつの能力で水を回収中、水に紛れてヒトの形をした「虫」を引き寄せてしまう。
すぐさま始末しようとする三人だったが、その「虫」は人間の言葉をしゃべり――。
- メディア: Prime Video
- この商品を含むブログを見る
感想
元々はたつき監督らが所属するirodoriによる自主制作アニメ、とのこと。
オリジナル版はまだニコニコ動画などに公式アップロードされているので、興味がある方は見比べてみると面白いかも知れない。
なお、同作はDVD化もしている。
- 出版社/メーカー: irodori
- 発売日: 2012/11/01
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
一風変わったポスト・アポカリプスものかと思いきや、初っ端からりなは分裂しているし、わかば(少年)のことを問答無用で「虫」とみなし始末しようとするしで、どうやらりん達は尋常な人間ではない模様。
……かと思えば、りんがわかばにときめくなど、人間らしい反応を見せたりもする……。
タイトル回収というわけではないだろうが、第一話から視聴者を「煙」に巻く展開だったw
ケムリクサ、つまりは煙草をモチーフにした様々な設定は一体どんな意味を持つのか?*1
「虫」とは何ものか?
何故りん達は、わかばを「虫」と思ったのか?
第一話から色々な謎を提示してくれたが、さりとて大風呂敷を広げたわけではない、ちょどよい程度に感じられた。
相変わらずのゆるーい絵柄だが、描かれる世界は剣呑極まりない。
この辺りの良い意味でのアンバランスさこそが、たつき監督の真骨頂か。
- アーティスト: ナノ
- 出版社/メーカー: フライングドッグ
- 発売日: 2019/02/06
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る