ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio 12「ボスからの第二指令」
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
ボスからの新たな指令に従い、ポンペイへとやってきたジョルノ、アバッキオ、フーゴの三人。
だが、そこには既に新たな敵が待ち構えていた。
鏡の中にしか見えない謎の敵を目撃したフーゴは、ジョルノとアバッキオを庇い、自分だけが鏡の中世界へ取り込まれてしまうが――。
感想
ブチャラティチームの中では、フーゴがある意味一番やばいかもしれない……。
そして遂に登場した彼のスタンド「パープル・ヘイズ」。スタンドの様子を見て、Twitterなどで「伝説の山田たえ」という謎(?)のつぶやきが散見されたとかされなかったとか……。*1
さて、孤軍奮闘するフーゴはしっかりとクールなままのようだが、取り残されたジョルノとアバッキオの、お互いへの信頼のなさが凄い(苦笑
明らかに慌てふためいているアバッキオの様子を見ても、ボケーッとパープル・ヘイズを眺めているジョルノという、少々間抜けな絵面に二人の今の関係がそのまま表れているように思える。
アバッキオの焦った姿に自分も危機感を覚えそうなものなのに、ジョルノはすぐにはアバッキオの言葉に従わない。
第三者敵視点から見れば、ジョルノの行動はどこか危機感を欠いたようにも見えてしまうが……実際には、アバッキオの言葉よりも「自分の目で見て、自分の頭で考えた結果」を優先しているから、ということなのだろう。
つまりはアバッキオを全く信用していない。
それはアバッキオの方も同じで、すぐにジョルノにパープル・ヘイズの能力(の片鱗でもいいから)明かしていれば、ジョルノだってすぐに身の危険を感じたことだろう。
……とは言え、今回の件に関して言えば、ジョルノの方が頑なに感じたが。
もっとも、ジョルノが頑なだったのはフーゴの身を案じてのことなので、彼の行動も間違っているわけではないのだが。
第五部はこういった、それぞれの価値観がぶつかりあう場面が多く、それが根強い人気を支えている要因なのかも知れない。
物語としては綺麗ではないが、キャラクターそれぞれが自分の世界観の中で生きているのだ、と思わせる、この一連の流れこそが。
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*1:確かに似ていたw