たこわさ

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ノラガミ ARAGOTO 第13話「福の神の言伝」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)

(以下ネタバレ)

あらすじ

夜ト達の善戦も空しく、恵比寿は天の討伐隊によって殺されてしまう。恵比寿はすぐに生まれ変わったが、当然の事ながら先代の記憶は受け継いでいない。無力感に苛まれる夜トだったが、幼い恵比寿を前にある決意を固めつつあった――。

感想

雪音に「本当の自分」の事を打ち明け、その上で野良を解き放ち「今までの自分」と決別した夜ト。その勇気をくれたのは、禁忌に手を出し我が身を犠牲にしてまでも人々を幸せにすることを考えていた恵比寿でした。とても短い間ではありましたが、ある意味恵比寿は夜トにとって第二の父のような存在になったのかもしれません。
一方、本当の「父親」の方は衝撃の正体を晒してくれました。原作読んだときは、「術師」のあまりの悪辣さ――ひよりに対して行ったあの行動の意味など――に衝撃を受けたものですが、同時に「彼」がなんで読者(視聴者)のヘイトを煽るような行動をとっていたのか、その意図も理解し、実に上手い構成だな、とひとしきり感心もしたり。
少々苦い結末ではありますが、夜トが過去と決別し雪音もそんな夜トを導く決心をし、ひよりは二人を温かく見守る……ある意味、最も未来への希望が高まった状態で最終回を迎えた、とも言えるのではないでしょうか? もちろん、原作はまだこの後も続いてはいるんですが、アニメとしてはとりあえず。