たこわさ

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ノラガミ ARAGOTO 第5話「神祝き、呪きき」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)

(以下ネタバレ)

あらすじ

毘沙門の神器により両断されてしまった雪音――しかし彼は死んではいなかった。かつてはただの釘でしかなかった兆麻が毘沙門の道標へと進化したように、雪音は「二心なく主に忠誠を誓う」という優れた神器「祝の器」へと進化していた。
新たな力を得た雪音の助けを借り、毘沙門と互角以上の戦いを繰り広げる夜ト。しかしその時、陸巴の薬が切れ今まで隠されていた大量のヤスミが毘沙門の体を急激に蝕み始める。錯乱し夜トへの恨みだけに憑りつかれてしまった毘沙門は、神器達をも巻き込んで暴走を始めてしまう。全ては陸巴の目論見通りに進んでいたが――。

感想

毘沙門のあの情けない様子を見ていると、陸巴が代替わりを望んだ気持ちも分かるような気がしてしまいますが……それでもやはり陸巴の根底にあるのは「主の為」ではなく「自分の為」という感情であり、そこが兆麻との大きな違いなのでしょうね。兆麻は確かに道標として大きく間違えてしまいましたが、それも「主を想ったが故の間違い」だった訳で。
でも、だからといって兆麻の行いが正しかったわけではなく、それについては奇しくもただの人間の少女であるはずのひよりが、夜トと雪音の関係になぞらえて指摘してくれました。今回、夜トが昔のように冷徹な神に戻る事を防いでくれたのはひよりですが、毘沙門もまた間接的に彼女に救われた事になりましょうか。……ひよりはますます現世へ戻れませんな(笑