たこわさ

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ノラガミ ARAGOTO 第3話「イツワリノ絆」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)

(以下ネタバレ)

あらすじ

神器の一人・鈴巴の死によって狂い始める毘沙門一族の和。不和を煽り立てているのは毘沙門の薬師・陸巴だった。毘沙門への執着と新参神器への嫉妬を抱く藍巴を言葉巧みに操り、奸計をもって兆麻の信頼と自信を失墜させ、毘沙門へ「兆麻が夜トと通じている」と囁く……陸巴の謀略により、誰もが気付かぬうちに毘沙門達の絆は崩壊寸前の状態になっていた。
鈴巴の死の真相を探ろうと下界に降りた兆麻は、鈴巴が世話をしていた桜の木に弔いの花を手向けるが、その姿を偶然雪音に見られてしまう。鈴巴の異変を知った雪音は兆麻を追いかけるが、勢いあまって彼と共に毘沙門の本拠へと入り込んでしまうが――。

感想

本当にこの世界の神様は搦め手に弱いな、と。だからこそ兆麻のような「主を導く」類の神器が存在するのでしょうが、その兆麻自身が陸巴の奸計の犠牲になってしまっては元も子もないという。
毘沙門を糾弾する雪音の言葉は実に「痛い所を突いた」、感情的にも論理的にも正論であり、だからこそ毘沙門は苦渋に満ちた表情を見せた訳ですが……夜トへの恨みと陸巴により兆麻への不信を増えつけられた彼女にはその言葉は届かず。「夜トが仇」という彼女の認識も、兆麻の言葉から実際には異なるようですから、毘沙門さん本当にメンタル弱いでーと言ったところか(?)。
夜トとひよりの関係は、なんだかもう思春期の出来上がりつつあるカップルにしか見えない訳ですが……それはある意味夜トという神もまた毘沙門と同じく、何かに頼らなければ人格(神格)を維持できない脆弱な存在であることをも示している訳で。そのひよりをさらわれてしまった夜トが、果たして心優しき彼のままでいられるのか……。

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