たこわさ

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蒼穹のファフナー EXODUS 第16話「命の行方」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

重傷を負ったオルガは他数名と共に竜宮島への帰路についていた。無事に竜宮島を発見した一行だったが、何の前触れもなく現れたフェストゥムの群れに襲撃されてしまう。まるでこちらの様子を逐一窺っているかのようなフェストゥムの行動に戦慄する島の人々だった――。

感想

竜宮島は無事でしたが……オルガ(ノД`)・゜・。 そしてカノンの口から広登がはっきりと「いなくなった」と告げられてしまいました……。「死んだ」ではなく「いなくなった」という辺りに、また絶望感を覚えてしまうというか。
一騎達派遣組も島の人々も、フェストゥムの斥候が紛れていて情報が漏えいしている可能性を考えているようですが……志村、上! みたいな感じの大気圏外にいる監視衛星的フェストゥムが全ての元凶なんですかね、やっぱり。ただ、地上にいる一騎達にはその存在をぼんやりと感じる事しか出来ていない、とか。それとも、あからさまに怪しいあの人とかこの人とかが、本人も知らぬ間にフェストゥムに侵食されちゃってるんでしょうか?
広登が「いなくなった」事に気付いているであろう織姫が、芹ちゃんを気遣っているらしいあの一連のシーンには涙を禁じえません……。本当は織姫も乙姫と同じ位島の人々を愛しているだろうに、それを素直に表せないどこからむしろ望んで嫌われるような態度を取るその理由は……今まで観てきた中で何となくは察せられますけれども、それを考えてしまうとなんともはや辛い気持ちがさらに湧いてきます。

カノンは自分が得た未来予知と「戦う」事を決めましたが……何かファフナーに乗っている時以外でもタイムリープしてそうな雰囲気が。謎の機体の正体も気になりますが、カノンもしかして時の旅人になってしまうんでしょうか? ある意味「いなくなる」よりきつい目に遭いそうな。

そして彗と里奈の心の叫びに感化されるどころか余計に意固地になる鏑木母の毒親振りが……。カノンの未来予知では第二次L計画は100%破滅への道、と言われていますが、彼女の能力に頼る間でもなく今の状況でL計画を推進する必要は皆無な訳で。鏑木母が竜宮島にとっての死神となるんじゃないかと戦々恐々。

それにしても、久々登場の芹ちゃんでしたが相変わらず彼女の作画だけやけに丁寧に感じてしまいます。誰か専属で原画描いてるのかな、と妄想。いいぞもっとやれ。