たこわさ

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蒼穹のファフナー EXODUS 第18話「罪を重ねて」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

カノンが消えた。島の人々へ「希望」を託して。その事実を受け止めきれぬまま、しかし彼女が自分の存在と引き換えに遺した様々な情報――新同化現象を抑制するシステムをも盛り込んだ新型ファフナー・エインヘリヤルモデルの設計データ――「希望」を手に、島の人々は次なる強大な敵との戦いへ臨む事に――。
一方その頃、一騎達は人類軍の攻撃から逃れるためかつての人為的に作られたフェストゥム密集地へと足を踏み入れていた。狙い通りフェストゥムを警戒して人類軍も迂闊に近付いては来なくなったが、追撃部隊を率いるダスティンはキャンプへ工作員を潜入させ、自分達では太刀打ちできないザルヴァートルモデルのである一騎達を暗殺しようと試みる。しかしその「悪意」は美羽とエメリーにより事前に感知されており、ナレイン将軍らは工作員達を拘束しようと罠を張るが――。

感想

一騎を救う為に再び人を殺めた真矢の、その強過ぎる眼差しが勇ましくも悲しく……。爆撃機を撃破した時のように「やむをえず」というよりは予め最悪の事態を予測して待ちかまえていた感すらあり。彼女が何を思って姉から託された「あの」銃を携えていたのか、察するに余りある、というか。もう彼女は「楽園」に戻るつもりはないのかもしれません。
一方、「楽園」を守る為に自らの命を文字通り消費したカノン。戦いしか知らなかった彼女が、戦い以外で戦いで犠牲になる以上の成果を遺したというのは何とも皮肉な話。しかも遺したものは「戦うためのもの」だという。剣司や咲良の悔しさも筆舌にし難い所でしょう。

それにしても、新OPは実に「反則」な映像のオンパレードですね……。RIGHT OF LEFTコンビまで登場させるとか、狙い過ぎでしょう!(涙腺を刺激されながら)。エインフェリアルモデルに誰が乗るのかは明示されてないのが色々と不安を誘います。