たこわさ

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蒼穹のファフナー EXODUS 第17話「永訣の火」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

ファフナーの力で垣間見る「未来の世界」、その中で戦えば今までになかった可能性が現れる事に気付いたカノン。心配する容子達を説得し「未来の世界」で戦い続けるカノンだったが、彼女の命は同化現象により確実に削られていた――。

感想

死亡フラグ死亡フラグのまま消化されてしまいました……。カノンは、一騎が本当の意味で救う事の出来た数少ない人間の一人でしたが……結局はその救われた命を、今度は自分にとって大切な仲間達の為に消費する事を選ぶなんて。羽佐間ママンは二人目の娘も同じような形で失ってしまったのか……。
広登の死亡も本当の意味で確定してしまいましたね。戦いで死した島の者達はゴルディアス結晶と化して島の地下にアーカイブされる……果たして格納された「彼ら」がどれだけ本人そのものなのか、「魂」とでも言うべき存在なのかどうかはやや不明ですが、夢うつつの里奈が「広登が帰ってきたよ」と言っていたそのニュアンスを信じるならば……。例え人類軍に騙し討ちされても、彼は未来や希望を捨てなかったのかな、と思うと少しだけ救われた気分。
悪い事ばかりではなく、カノンが身を削った結果、パイロット達をむしばんでいた異形の同化現象を治療する糸口が見つかったり、鏑木一家が和解した上に正体不明の監視者のヒントが「海」にあるのではないかと思い至ったり、島にとっての「希望」の種がたくさん生まれました。カノンが満足して逝ってしまったのは、その辺りを実感したからこそなんでしょうが……。あーもー一騎の馬鹿―!(結論