たこわさ

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蒼穹のファフナー EXODUS 第24話「第三アルヴィス」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

遂にエスペラント達が目指していた第三アルヴィスこと「海神島」へと辿り着いた竜宮島。戦力を整え上陸作戦を開始するが、予想通り海神島には大量のフェストゥムが待ち構えていた。以前と同じように敵意を隠し待ち伏せしていたフェストゥム、そしてアザゼルフェストゥム「ウォーカー」。総力を尽くして立ち向かう島のファフナーパイロット達だが、ウォーカーはプロメテウスの手によりベイグラントと同化しており、以前にはない力を得ていた。
ウォーカーに加え、慣れぬディアブロ型の群れが襲い掛かり、一気に劣勢に立たされるファフナーパイロット達。ディアブロ型の同化により機体を乗っ取られ次々に戦闘不能になっていく。ゼロファフナーを駆る暉と里奈、そして彗の決死の連携攻撃によりなんとかウォーカーを撃破するも、今度はベイグラントが海神島へと根差すべく浸食を開始してくる。
空間を超えて降りてくるベイグラントの「柱」は、エメリー達のコアをも同化し海神島に根差そうとする。限界を迎え動けなくなった里奈をシステムから切り離し、暉は一人ゼロファフナーで「柱」の侵入を防ぐ為に立ち上がるが――。


感想

暉ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!(;O;)
美三香が無事「帰還」したっぽいからちょっとだけ生存を期待してしまったけれどもそんな事は無かったんだぜー(血涙
……ああいや、美三香みたいに一旦肉体を捨てて同化現象から逃れている可能性も……ないかな? 広登の最後の問いに対する答えがあえて描かれなかったのはそちらの意味なのかとも期待してしまいましたが……望みは薄そう。
正直、暉は劇場版からの登場だし*1、生意気後輩キャラだし、島のパイロット達の中では一番精神的に未熟だしであんまり好きなキャラクターではないんですがね、それでも愛着が無いかと言えば嘘になるし、「登場人物全員不幸」な本作においても彼は報われない部類に入ってしまう方だったしで、やはり同情してしまうわけですよ! 更に言えば里奈ちゃんがかわいそう過ぎるし……。

一騎の人外化については、EDの描写で散々予告されていたようなものだから驚きはなかったんですが……それでももう、彼が真矢ちゃんと人として生死を共にする事はもうないのだな、と思うと、また。いや、「いなくなる」事をどこかで臨んでいた彼が、「在り続ける」事を選んだのだから、ある意味喜ぶべき所なのか? でも、織姫の反応を見る限り、やっぱりそれは「戻れない」道な訳で……。

ダーウィン基地の方は、やっぱり生きてたバーンズさんと、プロメテウスの支配が行き届いてしまったミツヒロという負の相乗効果が生まれそうな予感。ビリーの姿が無かったのが気になる所。
エメリー達は一応人間の形を保ってましたが、彼女らのコアはどう見ても砕けたようにしか……。

さて、次回がまだ最終回でない所をみるに、あと二話といった所でしょうか? いったいこの物語がどんな結末を迎えるのか戦々恐々としておりますが、一つ確かな事は、総士のモノローグが「未来の誰かに語っている」ものである――つまり総士が想いを残したい誰かが未来に確かにいる、という事。*2織姫の言葉からは、総士は確かに最期を迎えるけれどもまた別の形で生まれ変わる模様ですから……乙姫が織姫を遺したように、総士も自分の転生体であり子供であるような存在を遺す、という事でしょうかね? それとももっと別の意味で、普通に子孫を残すとかいう意味だったりして。織姫は芹ちゃんにも島を出るようそれとなく促してますから、そういう意味なのかな、と妄想……というかこういう妄想するくらいでしかアタクシのSAN値はもたないのでござるよ(混乱しつつ今回の感想終わり

追記

あえて触れまいと思ってけどやっぱり書いてしまうと、翔子の姿をしたミールが一言も喋らずただ微笑みかけている一連の件で心底心が痛くなりました……まつらいさん……。

*1:一応TVシリーズ第一期でもモブ同然で出ていた……はず。

*2:この辺りミスリードだったマジ冲方コロスマン。