2015年秋(10月〜12月)アニメ雑感と評価(★5点満点)
終了アニメ及び継続中アニメの現時点での評価と雑感。
- [蒼穹のファフナー EXODUS(第2クール) ★★★★★]
- ほぼ毎回、息をするのも忘れるような展開やバトルが続き、このシリーズを好きでよかった、と心底思える内容でした。ただ、エピローグがほぼ無かったのが不満と言えば不満。
- [ノラガミ ARAGOTO ★★★★]
- 第一期はオリジナル展開重視ながらも原作既読者に違和感を覚えさせない名脚本でしたが、今期は原作準拠ながらも一部エピソードを大胆にカットし、それでいてやはり違和感を覚えないという構成力の高さを見せ付けてくれました。作画も安定していたので、非常に安心して観られました。サントラ関連では残念な出来事もありましたが。
- [ワンパンマン ★★★★]
- 全然期待してなかったんですが、想像以上に原作(村田版)を意識した超絶作画が多くて、満足。
- [落第騎士の英雄譚 ★★★★]
- 今期のブラックホース。「学戦都市アスタリスク」と序盤の設定・展開がそっくりと言われつつも、テンプレ一直線のあちらとは逆にこちらはいまどき珍しい骨太の熱血ドラマでした。酒井ミキオさんの歌が良かったのも印象的。
- [ルパン三世 ★★★]
- エピソードごとに脚本の出来不出来の差が激しい印象。作画は毎回安定。
- [ヤング ブラック・ジャック ★★★]
- ホモホモしい雰囲気に最初はどうなる事かと思いましたが、全体としては中々の佳作に仕上がっていました。手塚作品へのオマージュも多めで。でも、百鬼丸先生はYARISUGI!
- [学戦都市アスタリスク ★★]
- 全体の作画は悪くなかったものの、キャラもストーリーもテンプレの域を出ず。まあ、綺凛ちゃんの可愛さはかなりどストライクだったんですけれどもね。類似性の多かった「落第騎士の英雄譚」とは対照的な結果に。
- [対魔導学園35試験小隊 ★★]
- 素材は悪くなく、一部演出やOP映像については中々好みな部分もあったけれども、全体的に展開のたどたどしさが目立ち、また主人公の言動が軽すぎて軽すぎて。
- [櫻子さんの足下には死体が埋まっている ★★]
- ミステリ部分に見るべきものは無かったものの、異常なようでいてどこか人情に引っ張られている櫻子さんと正常なようでいてどこかぶっ壊れてる正太郎のコンビは悪くなく。
- [ヘヴィーオブジェクト ★★]
- ご都合主義と真剣味に欠けた会話劇のオンパレード。やっぱり渡部監督作品に当たりなし、だわ。原作ファンの方のご意見も気になる所。
- [コメット・ルシファー ★]
- ここまで素材無駄遣いのアニメは久々に観たかもしれない。あらすじレベルで展開するディテール皆無の物語。戦闘アニメは良く動いていたけれども演出が酷く迫力不足。行動原理が意味不明なキャラクター達。残念無残。
- [ランス・アンド・マスクス] (二話切り)
- 稚拙な脚本にデザインレベルで迫力を捨て去った作画。そしてヒロインは幼女。どこを観ればいいというのか?
- [緋弾のアリアAA] (二話切り)
- 一期を下回る事はないよな、とか思ってたらそんなことは無かったんだぜ。
- [北斗の拳イチゴ味](一話切り)
- ノーコメント。
- [俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件] (一話切り)
- どこで笑えばいいのか分からなかった。
継続中・分割複数クール作品の中間感想
- [機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ★★★★★]
- 痛快アクションの中に生々しい暴力性をふんだんに盛り込んだ、つまりは正しく「任侠」なガンダム。あそこまで見事なものを作られると文句の付けようがありません。
- [コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 ★★★★★]
- 雑多で大味な作風と思わせておいて、その実、無駄な描写が何一つないという完成度の高さには恐れ入りました。二期も楽しみです。
- [うたわれるもの 偽りの仮面 ★★★★]
- 前作アニメと異なりかなり軽いノリが続きますが、嫌いではなく。むしろ、後半凄惨な展開が待っているのでは? と思わせる描写もちらほらあり、油断できません。
- [うしおととら ★★]
- 話数によって出来不出来が激しすぎ。原作から大胆にカットされ過ぎなのも気になりますが、原作者氏がエピソードの取捨選択は自分に責任があるような事をTwitterで発言されていたので、あまりツッコむべきところではないのかもしません……。