たこわさ

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乱歩奇譚 Game of Laplace 第九話「恐ろしき錯誤」感想

今回の満足度:1点(5点満点)
(以下ネタバレ)

あらすじ

ナミコシとアケチが創り上げた未来予測システム「暗黒星」、それは原因から結果を、Aという出来事から引き起こされるBという出来事、更にはそれによって引き起こされるCという出来事……事象の連鎖の過程と結果を導き出すものだった。そしてそれは、もたらしたい結果に対してその「原因」を導き出す事も可能であることをも示していた。
二十面相という存在がシステムで生み出されたのならばその逆も――アケチはシステムを利用し二十面相という存在を抹殺しようと考えるが、ナミコシが独自に改良した部分の解析は困難を極め、未だ達成できていなかった。
興味を持ったコバヤシ少年はハシバをも巻き込みアケチの解析作業を手伝うが――。

感想

数式によって結果が導き出されるかの如き、お約束の展開。つまらなくはないが、対して面白味もなく。「身近な人間にも二十面相が――」という前振りもカガミの一件がある訳で、なんというか、二番煎じ。もちろん、それがミナミの事だけを指すとは限らない訳だが……むしろ、今まで直接絡んでいる訳ではなかったミナミがいきなり犯人として絡んでくる所に違和感さえ覚えたので、もう一つくらいは仕掛けが欲しい所。
コバヤシがハシバの姿を捉えられなくなってしまったのは、コバヤシ少年が私生活を無駄なものとして切り捨てつつある事の前触れか、もしくはハシバ自身になんらかの変化、もしくは裏の意図があるのか。

本編は回を追うごとに微妙になっていきますが、エンディング曲は相変わらず好きです。