たこわさ

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革命機ヴァルヴレイヴ #17「情報原子の深淵」感想

前期視聴済み。
(以下ネタバレ)
マリエが死んだ(ロベルトは死んだ、的な)。
てっきり廃人として生存フラグだと思っていましたが文字通りの死亡とは……。記憶を吸い尽くされた後は残された「情報」――生命そのもの――を消費してしまうという、ヴァルヴレイヴ搭乗者の末路。一号機のパイロットであるハルト、そして彼にルーンを提供しているエルエルフにもマリエと同じ症状が出始めているという事で、思ったよりも残された時間は少ないようで。
ハルトの今までのがむしゃらな奮闘振りは死を超越した事で自分自身が矢面に立って傷付き、結果的に仲間達を危険に晒さなくて済む、という気持ちの上に成り立っていたと思われますが、その前提が崩れしかも彼が何より大切にしてきた親しい人たちとの思い出が失われるかもしれないという恐怖がその足を竦ませてしまうのは、仕方のないことかもしれません。
しかし、既に我を捨てているエルエルフからすればそんなハルトの逡巡は作戦実行の障害以外の何物でもない訳で、結果的にはハルトを自分のパートナーとして相応しいかどうか再び試した事になりましたが、学園の生徒達全てをカミツキにしてヴァルヴレイヴを効率よく運用する、というアイディアも口だけではなかったのだろうな、と。
一方、ドルシア側ではカインの不審な動きを追っていたハーノインが、いよいよその核心に迫りますが……そこに待っていたのは残酷な真実。万が一の事を考えてイクスアインに残していた手紙は処分され、恩師と慕ったカインは既に別人とすり替わっていた。そして彼自身の命の火も……。
カイン(偽)達一党が人間からルーンを収奪していた事も判明し、しかもハルト達がルーン収奪船・ファントムを破壊した事によって、その矛先がショーコ達ジオールに向けられ……。いよいよ状況が大きく動こうとしていますね。