たこわさ

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新世界より 第二十三話「少年の顔」感想

原作はノータッチ。
(以下ネタバレ)
地下水路に行く手を阻まれた早季達は、陽動役と潜水艇を取りに戻る役との二手に分かれることに。
早季が失われた過去の回想により心ここに有らず、の状態になっている様子はこれまでも何回か描かれていましたが、ここに来て瞬の顔と名前を思い出したのは極限状態において彼女の真の才能が発揮された、という事でしょうか? 壊れた瓶を直すように、呪力で塞がれた記憶の井戸さえも自力でこじ開けてしまう精神力こそが、早季が「強い」と言われる所以なのか?
大活躍してくれた乾さんがあっさり死んでしまったことにはショックを隠せませんが、頼る人がいなくなってからが早季の本領発揮。正直、ここ最近の早季は覚を初めとする近くに居る人々にべったり甘えていた感じさえあるので、ようやく本来の彼女らしさが顔を見せた、といったところか。
ここにいるはずのない瞬が突然実像を持って表れた事には驚きましたが、どうやらあれは早季の記憶が見せた幻覚っぽいですね。本当に瞬や真理亜が生きていればどんなに良い事か、と思わずに居られませんが……。
さて、乾が危惧していたように、奇狼丸も絶対に信用できる味方であるとは言えない状況の中、切り札であるサイコバスターを手に入れた早季。しかし、早季の心の中の瞬は「あれは悪鬼なんかじゃない」という謎めいた助言を残したりもしており……。どうなることやら。

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